エハラ・カツヒコ/住宅の設計 | |||
シミュレーション/設計DNA/家の種/エッセンス 設計には幾つかのステップがあり、それぞれに役割とねらい所があります。 初期のステップで、設計作業のシナリオは形づくられ、建築が決まります。 |
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建築のイニシアチブ/建築家をハンドリングするツボ 本ページの目標とするところ。それは、ツナ引きのように、建築をつくる楽しみ方を住まい手さん側に引き戻すことにあります。 ひと昔前まで、住宅を建築することは、建て主をはじめとして地域近隣の慶事、お祝い事でした。(※1)ひと昔まえに比べ、今は効率的で便利になりましたが一方で、建築すること自体の楽しみ方についてはずいぶん退化し、地域近隣ふくめまるごとへたくそになりました。 つくることを楽しむ能力、その自由、その特権は、ひとりひとりの人間が元来生まれながらに持っているものです。たとえ有名な建築家、コルビジェやライトであろうと、はじめは同じです。 住宅においては、建築もスマートにつくられるようになった反面、(たしかに住まい手には出来たばかりの、それなりに居住性能を持つ建物が最後に引き渡されるのだけれど、)その楽しみのエッセンスは、住宅が設計され施工される課程において、住まい手以外のステイクホルダー側に、非意図的な流れの中ではありますが、結果としてパイのように分割されています。建築が楽しい、とはどいういうことか、もし時間があるならばどうぞ考えてみてください。 (※1)住宅や建築をつくることの楽しみについての本いくつか
住宅は、あまりにも高価です。それゆえに重い現実や思うようにいかない面があります。それを現実と諦念し、建てるぞと覚悟としてのみこんだ。そのときにおいてさえも、もうひとつの側面であるところの、建築をつくることの楽しみ(世界観)は存在し、はっきりとそれを実感することができます。 ポイントは住まい手のイニシアチブのありようにあります。 建築する楽しみと建築を決定するイニシアチブは元来ひとつのものです。 住宅はあまりにも高価です。住宅という建築。ここでは少し見方を変えて、建築をつくる楽しみ(快楽・実現感・充実感)、といった観点から見直してみましょう。 住宅はモノとして完成品であり価格がついています。高額です。ところが、建築を作る課程の楽しみにはついてはどうでしょう。世界中を見渡してもこの建築をつくるという、この楽しみについては価格はついておりません。それは、つけようもないからです。建築をつくる充実感は自覚です。評価できる対象ではありません。建築する楽しみはつくる人の労力への対価であるからです。 建築する楽しさにめぐりあえるかどうか。その現場にあったとしても、身近にできるか。価値のあるものとしてとらえるか。どうでもよいものとしてとらえるか。もし住まい手が望むのであれば、イニシアチブを住まい手側にに引き戻すことによって、建築することの楽しさも引き戻した分、自覚できます。 ではどうやったら、つくる楽しみを建て主・住まい手側に引き戻すことができるか。いくつかあると思います。手近かな方法では、建築の方針・作り方・業務の把握といった内容においてですが、ひとつは、依頼する設計事務所や設計施工建設会社よりも、先回りしてポイントを押さえておくといった方法です。 ここでは、そういった任意の設計事務所、建築家、設計施工建築会社などに住宅建築依頼を考えていらっしゃる建築主・住まい手さんを対象に いくつかの支援、サポートを提供することとしています。□ |
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<業務としての設計作業の流れとその特質を理解してみる> 設計事務所でも設計施工の工務店であっても、そこには、作業として設計をする一級建築士建築士、二級建築士、木造建築士がいます。建築を専門としており、ほとんどのケースにおいて、建て主・住まい手の専門とは異なる技能を持った人たちです。設計作業としての全体を、ステップごとに特質がそれぞれ違うことを理解し、それらの集積が設計というひとつの業務として把握しておくことは、けっして無駄にはなりません。 ここで、注文住宅(建築家や設計施工建築会社などへ依頼)の場合、設計を実際にやる建築士の視点から、設計という一連の作業をながめてみましょう。設計には、いくつかの作業上のステップがあります。 @ <基礎条件整理> A <初回提示案★>
B <協議→修正→協議→修正 ・・・ 基本設計の作業★> B' <基本設計図書★> C <実施設計> D <チェック・全体のまとめ> 建築士は大体このようなの流れの中で業務を進めていきます。 すべてにおいて、建築士は、建て主・住まい手側との打ち合わせを基盤にしなければなりませんが、ステップごと、同じリズム一様、ではありません。打ち合わせ内容のツボがそれぞれのステップごとに異なっているからです。そこに着目します。□
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設計DNA/(税込7万円)・・・ 設計依頼時は無料 設計は建築のシナリオづくりです。シナリオをつくるにしても、シナリオのはじめを、はじめをどうするか。いくつかの方法があります。一般的には、ほとんどの設計において、初期提示案(タタキ台)からのスタートが常とうです。 住まい手側の建築イニシアチブ支援、サポート・サービスとして、 初回提示案は、基本設計の元となるタタキ台です。確認申請や施工に使われる図面ではありませんが、実際の設計に相応の方針付け、影響を与えるものです。 作成には、ヒアリング(予算、規模、生活スタイルのご要望など)と敷地状況(土地形状や用途地域など)の確認が必要となってきますので、原則として対象エリアは佐世保市、西海市、長崎市外海、川棚町、大村市とさせていただきます。 住宅のオーダー設計の骨子となるベース案(タタキ台)です。周辺地形をふくめ3Dグラフィックを駆使します。画像データ形式となります。 注)図面の枚数は必要に応じふやすこともできますが必要内容を整理し圧縮することを重視しています。初回提示案で留意すべきことは、これから先々の設計を決定する織り込まれている情報の質です。 費用は、どのような立地条件・規模にかかわらず一律7万円としております。 設計依頼、継続の場合は無料です。□ |
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基本設計簡易版/(税込10万円)・・ 設計依頼時無料 住まい手側の建築イニシアチブ支援、サポート・サービスとして、
設計は建築のシナリオづくりです。シナリオをつくるにしても、シナリオのはじめを、はじめをどうするか。いくつかの方法があります。一般的には、ほとんどの設計において、初期提示案(タタキ台)からのスタートが常とうです。以降も、囲碁の定石にも似た作業ルーチンが流れます。 囲碁のイメージならば。建て主側の基礎的条件(第1手)を受けて、設計者側は初期提示案(タタキ台)として第2手を打ちかえしたとしますと、建て主側はタタキ台をもとにさらなる要望ややこしい条件を加えてきます。これを第3手目とします。そして第4手、設計者側が返す手は? お約束の定石、上表ステップB となります。(※2) (※2-1) メーカー住宅、設計施工一括発注方式の場合、A〜Cのステップは省略、用意されたプランやパーツの組み合わせのなかからの絞り込み、タイプ決定となります。 (※2-2) 設計施工の施工者、設計施工一括発注方式をとる工務店や施工会社の場合、住まい手のいろいろな希望や変則的な要求にもできるかぎり対応してくれる施工者から、よい加減のところで、A〜BのステップをCにまるめこむ施工者まで巾があります。ことわざに『餅は餅屋』があります。専業以外の設計を一緒することは、相応の運営努力でそうするか、あるいは、時間のかかる打ち合わせなどの対応は簡略化せざるをえない。施工だけを専業としない設計施工の施工者においても、正規の設計は実働として相応の手間がかるわけです。 (※2-3) 注文住宅、特に正規の設計、建築家や設計事務所などによる設計の場合、もし、そこでそのまま、C実施設計に進もうとするときには、その理由を問うてください。納得のいくきちんとした理由がないかぎり、そのまま実施設計に突入するのは、相手にとっても途中で変更や時間ロスなどの相応のリスクをともないます。それでも強引に改めないときは、いずれ建て主がおれることを前提に確信してそうしています。それはつまるところ、住まい手の建築イニシアチブが軽んじられていることに他なりません。(対策としては、事前に、契約締結する前の段階において、建て主・住まい手側が、各ステップの期間と作業内容を相手から聞き出しそれを作業スケジュール表や作業説明書などにしてもらい契約書にふくめて契約締結しておくことです。) 基本設計図書は、確認申請や施工に使われる図面ではありませんが、実際の設計図にかなりの影響、方針付けを与えるものです。 建て主・住まい手側にとって、設計事務所または設計施工会社などに依頼する前に、作業としての設計、業務のステップごとの意味を把握し、専門的ツボをいくつか知っていることは、それらを知らない場合よりも、心強く、これから住宅を建てる上で有利にはたらきます。 さらに、初回提示案(たたき台)から、より総合的な設備・電気・構造計画などを加味した基本設計案を1案でも有していることは、設計事務所や設計施工会社より先に総合的な建築ビジョンに到達していることであり、打ち合わせや仕様決定などにおける住まい手側の建築イニシアチブをより優位にします。 ここでのサポートは、初回提示案(たたき台)をベースに、さらに2回ほど打ち合わせを行い、コスト性・仕上・構造計画などにふまえ基本設計案1案の作成としています。納品はCADデータベース化した下記図面とし、普通紙A1版出力(1部)および普通紙紙A3版出力(5部)といたします。 仕様書(面積・建物各部位の仕様)
費用は、基本設計案(一案一式)税込10万円 といたします。 設計を継続していただく場合は無料となります。□ |
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基本設計案比較/(税込15万円)・・ 設計継続時無料
基本設計図書は、確認申請や施工に使われる図面ではありませんが、実際の設計図にかなりの影響、方針付けを与えるものです。建て主・住まい手側にとって、設計事務所または設計施工会社などに依頼する前に、作業としての設計、業務のステップごとの意味を把握し、専門的ツボをいくつか知っていることは、それらを知らない場合よりも、心強く、これから住宅を建てる上で有利にはたらきます。 住まい手側の建築イニシアチブ支援、サポート・サービスとして、
基本設計図書のフルバージョンではありませんが、住まい手・建て主側の気のすむように(複数案、ここでは)2案つくります。その2案を比較評価しながらさらに進めていって、最終的に1案にしぼり込むといった検討プロセスをとります。 複数案の比較は時間的にみて、おそらく建て主にとっても、建築士にとっても、まわり道のようなものです。ただこのプロセスでは、その他の効用、その結実として、建て主側にとって、建築イニシアチブの強化が期待できます。建て主・住まい手側は2案比較のなかで、建築をコストや好みで評価する、空間などの内容を判断するといった、批評力・コスト・空間のおもしろみといった勘・直感が、1案作成の場合よりも、身についていることがはっきりと実感できるのではないかと思います。 建て主・住まい手側にとって、設計事務所または設計施工会社などに依頼する前に、作業としての設計、業務のステップごとの意味を把握し、専門的ツボをいくつか知っていることは、それらを知らない場合よりも、心強く、これから住宅を建てる上で有利にはたらきます。 基本設計(比較2案)のサポートは、初回提示案(たたき台)をベースに、住まい手のイニシアチブ優先を前提に、建築的工夫によって1案、2案ひねり出します。打ち合わせは目安として5〜6回程度とお考えください。2案いずれとも、コスト性・仕上・構造計画などにふまえ基本設計案とし作成します。納品は各案ごと各一式、CADデータベース化した下記図面とし、普通紙A1版出力(1部)および普通紙紙A3版出力(5部)といたします。 仕様書(面積・建物各部位の仕様)
費用は、基本設計(比較2案)税込15万円 といたします。 なお、さらに1案ごとの追加は、3万円/案とさせていただきます。 設計を継続していただく場合は無料となります。□ |
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50分の1模型/(税込5万円)附属オプション 基本設計をベースに作成いたします。 材料はスチレンペーパーや厚紙などです。50分の1スケールの(1mを2pにおきかえた)模型です。経験的にいえますが建築模型が上手な人は設計も上手です。昔ながらのツールで、ここでは住まい手の確認用、建築士の検討用に作成するものですが、CGよりも建築各部の内容が直感的に把握できます。□ 注)オプションは単独サポートではなく、本ページの各サポートの補足です。 |
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概算内訳書/(税込2万円)附属オプション 概算内訳書について、ここでは、基本設計(簡易版)をベースに作成いたします。 内訳は項目ごと、市場価をもとに構成比で振り分けた内容とします。概算とは、正規の積算(元拾い・代価表・製品3社見積りなどを根拠にした積算)にはよらず、項目ごとの金額や経費にあたりをつけ集計したものです。一般的に、リスク回避の配慮等から現実の決定工事金額より高く概算されます。くわえて、基本設計の段階では、正規の積算がまだできる設計内容には達していないこともあります。いずれにしても、実施設計に入る前には、施工者特命工事でないかぎり、基本設計最終案に基づく概算内訳書が準備されているべきです。あると無いとでは、心のゆとり、実施設計の効率の面で、相応のひらきが生じます。□ 注)オプションは単独サポートではなく、本ページの各サポートの補足です。 |
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打ち合わせのツボ/経絡(無料)附属オプション 本ページ中の各サポートの附属オプションとして。 注)オプションは単独サポートではなく、本ページの各サポートの補足です。 |
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<ご依頼方法> <作業期間> <お支払の時期> |
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江原建築設計事務所 1級建築士事務所 |
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